わかめの完全養殖(タンク採苗)に取り組んでいます!part.3
6月頭から育成を続けてきたわかめのタンク採苗もついにタンクを卒業し、海の沖へ出すことができました!
<2021年10月8日>沖だし
天気は晴れで、海はうねりがありましたが水温は21.5℃と沖だしする条件は満たしていました。
まずは、タンクから取り出し採苗器一つ一つに重しの石とどちらの水槽の採苗器か区別する印を付けていきます。
船の上でわかめが乾かないように濡らした毛布に採苗器をくるみ、十八成浜の組合員後藤さんの船でいざ出発!
目的地に到着後、後藤さんが素早く海に浮かぶ黄色い浮きのついたロープを鍵棒で引っ張り上げます。
上げたロープに採苗器を括り付け海に投下します。
手際よく作業が進みあっという間に全ての採苗器が海の中へ!
このまま、10月末頃行われる種の挟み込みまで牡鹿の海で元気よく成長してくれることを願います!
<2021年10月27日>種はさみ
わかめを本格的に大きく成長させるために今まで沖で育てていたわかめの種をロープに挟み込み沖へ戻す大切な作業が行われました。
牡鹿漁協で育ったわかめの種も沖で順調に育ち、挟み込みされました!
この作業はたくさんの人出が必要で、普段静かな浜も”わいわいがやがや”活気に包まれていました。
牡鹿漁協で育てた種(地種)
肉眼でしっかりと葉が確認できます。
3㎝程度に切ったわかめの種を太いロープをより戻した隙間にしっかりと挟み込んでいきます。
沖に、種を挟んだロープを落としていきます。
収穫の時期まで約5か月間海に揉まれながら、この小さな種が1m~2m程の大きさまで成長します!
皆様の食卓においしいわかめが届けられるよう、それぞれの生産組合員さんたちも頑張ります!